『細胞の分子生物学(第7版)』を読もう

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細胞の分子生物学(その50)

 現在2024年4月4日19時44分である。(この投稿は、ほぼ1983文字)

若菜「お父さん。見苦しいです。分子生物学で釣ったって、お母さんを科学の話に引っ張ってくるのは、無理です」

私「それは、分かっているんだけどなぁ、いくつか、果たしておきたい公約もあるし、私自身、どうして、人間の DNA の塩基配列を、一昼夜くらいで、解明できるのか? というのは、前から知りたいことでもあって、この本を読みたいんだよ」

結弦「高い本、買っちゃった手前、読まないわけに行かない」

私「それもそうだが、この本自身が、円安のせいか、値上がりしているんだ」

結弦「えっ、ポン。あれっ、17,008円? 僕達いくらで買ったんだっけ?」

麻友「過去いくらで買ったか、全部分かるんでしょ」

若菜「お父さんのアカウントを使うと、ポン、ポン。14,764円。1万5千円を、割ってたんだ。思い出した。発売前は、少し高くて、発売すれば値段は下がるよ。とか、お父さんが言ってた通り、少し下がった。でも、また上がっちゃったんだ」

私「今、新入生にとっても、春で、教科書を買いたいときだな。高額の教科書は、学生の生活費を圧迫する」

若菜「思い出しました。お父さん、この本買ったとき、Kindle みたいな電子書籍版を見られる、アカウントを、貰ったって言ってたじゃないですか。あれ、どうなったんですか?」

私「果たしておきたい公約、第1号だな」

若菜「えっ、何が?」

私「あのアカウント、期限付きだったんだ。私、分かってなかったんだけど、半年くらいしたら、本のほとんどの部分が、読めなくなっちゃった。どうしても電子書籍版を、読みたかったら、もう少しお金を払わなければならないと、言われた」

麻友「そうよねえ、紙の本買って、電子書籍も読めてって、虫が良すぎると思った」


私「でもねぇ、1万7千円の本なんて、学生、普通買えないよ」

麻友「例えば?」

私「私が入学した年、有機化学は、「教科書は、例えば、モリソン・ボイド『有機化学上・中・下』など」、となっていた。

みたいな本だったのだが、1冊5,500円で、新品を買うと、3冊で、16,500円。あの北上田君が、先輩に、

『以前使った教科書なんて、ありませんか? 5,500円3冊なんて』

と、質問していて、私は京都の古本屋を廻ったが、欲しい本はなかった」

若菜「じゃあ、どうしたの?」

私「前にチラッと話したが、

ハチミツとクローバー(その2) - 相対性理論を学びたい人のために

3冊分が、1冊で洋書は安いというのに、引っ掛かって、5,500円くらいの、

この洋書を買って、授業に出た。予習していなかったのに、遅刻までしたから、さっぱり分からなかった。前期の試験のとき、真面目に読もうと、翻訳の上巻だけ、買ったが、付け刃では、到底歯が立たない。その上、試験で、


問い

水分子の絵を描け(各水素原子の間の角度も記入せよ)。


とか出されて、大学の化学は恐ろしいと、驚いた」


麻友「各水素の間の角度って?」

私「要するに、エイチ トゥ オーの、
  O
 ╱
H    H

の、角HOH=を、求めよ。というわけ」

若菜「そんなもの、求まるんですか?」

私「多分、授業を聞いていれば、分かるのだと思う。その後も大学の試験を、幾つも受けたが、授業に出ていれば、まるっきり手も足も出ないという問題は、出されたことがない。だけど、授業に出ていないと、雰囲気すら知らないから、全く分からず、留年が近付いてくるということになる」


麻友「今年の新入生に、この投稿読ませたいわねえ」

私「ちょっと、遅くなっちゃって、第7版の訳出ができないんだけど、許してね」

結弦「本来、科学を進めるのが、目的ではない。お父さんが、お母さんと、しゃべりたいだけなんだ。他ブログ更新情報を、忘れないようにね」

私「ありがとう。解散」

 現在2024年4月4日22時43分である。おしまい。